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ハワイの文化 アフプアア

更新日:2022年4月15日

今日はハワイの文化

「アフプアア」についてご紹介します。

私が、とても惹かれたハワイアンの考え方や生き方のひとつです。


アフプアアとは、古代ハワイアンの土地の区分を表す言葉です。


今の日本で言えば、町とか市のような意味にあたります。


さらに、そこでの人々のライフスタイルやコミュニティのあり方そのものをも表します。


その区分の仕方がまず、素敵なのですが、、、


アフプアアは基本的に山頂から川の上流、平地、河口までを含んだ、

山をピザのように分 けたようなかたちをしています。



                 https://www.legendaryhawaii.com/ahu/p01より引用



このような区分にすることで、

水源からのきれいな水、

山頂付近にある木材、薬草、

森の中にいる動物、畑、着るもののための植物、海の魚などなど

必要なものが限られた島の資源の中で、

アフプアアごとに平等に与えられるようになっています。


ここもポイント!だと思うのですが

古代ハワイアンは西欧人が島にはいってくるまでは、土地を所有するという概念がありませんでした。


なので、


土地は生きるために必要なものを全て与えてくれ、生活にかかせないもの。


土地は使うものであり、所有するものではない。


土地とのつながりは、土地を大事にし管理すること。


そんな価値感のもと、コミュニティに

暮らす人々が協力しながら生活していたのです。


ちなみに、他のアフプアアに住んでいる人は、別のアフプアアにあるものを許可なくとることは許されませんでした。


アフプアア内で衣食住すべての生活が完結していたので、


例えば、コミュニティの水を汚さないように山から海まで流すことはあたりまえで、土地を耕し食料をとり、植物から着る物を作り、木からカヌーを作るなど必要なものを、アフプアア内で生産していました。


また、コミュニティの中での自分の役割(クレアナ)を理解して担い、

それぞれがお互いにケアし合うのも

自然な流れでした。


母なる大地を平等に分け、管理し、そのコミュニティの中でお互いの役割を

理解し助け合いながら生活をしていた古代ハワイアンのアフプアア。



蛇口をひねれば水がでて、使用した水は見えない排水溝の中をとおって

どこに出るかも知らないことが多く、

また、人との関係では孤独感や自分に対しての無価値感などを感じることも

少なくない時代


アフプアアを初めて知ったとき、わたしはハッとさせられたことを覚えています。


そして、今、

Mauna Olaを通してロミロミをさせていただきながら、

お寺の山や羽根子地区の山、、、

自分のふる里の土地にに立ち返り

自分がやるべきことに目を向け始めている

ところです。






持続可能な社会を、、、という世の中、

アフプアアはそのモデルですね。

そして日本の昔の暮らしにも似ているなぁ。。。とも気づかされます。


自分のコミュニティの中で、大地を大切にしながら自分の役割りを果たしていきたいなと改めて思いました。



ここまで読んで頂きありがとうございました。


また、ときどきロミロミの背景にあるハワイの文化についてお話しできたらなと思います(´ー`)










 
 
 

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